【探究系特別講座】ゲノム編集を考える(公民×理科×英語)

探究系は定期考査の時間、他クラスと一緒に考査を受けるほか、「探究系特別講座」として、普段の授業ではなかなか実施できない実験や校外実習、教科の枠組みを超えた学習などを行っています。

今回のテーマは…「ゲノム編集」です!

5月初旬、2年生探究系は「社会と科学」の授業で、ゲノム編集の簡単な仕組みや“デザイナーベイビー”の倫理的問題点について学習しました。海外の事例なども含めて“デザイナーベイビー”を認めるか否かについて議論を行い、それぞれの意見をまとめました。

一方、3年生探究系は、ゲノム編集やCRISPR/Cas9に関する英語の動画を視聴し、得られた情報を共有していきました。

生物選択者は「探究生物Ⅱ」の授業ですでに「CRISPR/Cas9」の仕組みについて学習済みなので、物理選択者にレクチャーしたり、疑問をぶつけあいながら理解を深め、最後にはゲノム編集を認めるべきかについての意見を各々で書いてまとめました。

2年生・3年生がそれぞれの授業で学んできたことを踏まえ、「ゲノム編集の是非」について、英語で議論を深めました。

ALTの先生のサポートも受けながら、学年を超えて多様な意見を交わしあったことで、生物学、倫理的問題、海外での実践や日本の現状など、より広い視点から理解を深めることができました。

さらに2年生探究系は、「ゲノム編集という技術が正しく使用されるためにどのように規制をすべきか」というトピックについて考えました。海外の実践例や法律、規制などについて英語で調べ、どんな規制が必要だと思うかについて個人で考えた後、英語でグループの意見を発表しました。

1時間では時間が足りないほど活発に議論が行われ、多様な観点から問題に取り組むことの重要性や、1つの技術に関して多岐にわたる分野が関係していることを理解できました。