2年生の希望者19名が、3/4(水)~3/14(土)の11日間にかけて、オーストラリアのクイーンズランド州での海外研修に行ってきました。
10時間にわたるフライトの後、3/5(木)にはクイーンズランド大学を訪問し、生分解性プラスチックを研究されている先生からご指導をいただきました。課題研究で生分解性プラスチックに取り組んでいる生徒は、自分たちで作成したプラスチックを実際に見ていただき、研究の進め方についてアドバイスを受けるなど、積極的に英語でディスカッションを行うことができました。
また、AJWCEFの水野先生には大学構内をご案内いただくとともに、海外大学への進学についても貴重な助言をいただきました。



3/6(金)にはカランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリおよび野生動物病院を訪問しました。
動物病院で勤務されているGayle Morris先生、AJWCEFのマラー詩乃先生、IMP Toursの方々から、オーストラリアにおける野生動物を巡る現状や病院での取り組みについてご説明いただきました。
オーストラリアは日本とは動物との共生に対する考え方が大きく異なります。生物基礎や地理の学習内容と関連づけながら、野生動物とどのように共存すべきか、環境保全にどのように関わるべきかを考えるきっかけとなりました。


3/7(土)にはスプリングブルック国立公園を訪れました。
ゴンドワナ多雨林やユーカリ林など多様な植生、山を構成する岩石、土ボタルなど特徴的な生物を、IMP Toursのガイドの方の説明を受けながら観察しました。
あいにくの天気ではありましたが、雨だからこそ見られる自然の神秘に触れ、生物基礎で学習した「バイオーム」や地理で学ぶ「気候区分」と関連づけながら、日本との植生や生物の違い、その違いが持つ進化的意味について考察しました。



3/8(日)〜3/9(月)には、ノースストラドブローク島にあるクイーンズランド大学モートンベイ海洋研究センターを訪問しました。
研究員のリリー先生のご指導のもと、研究所近くの方角の異なる2つの海岸でプラスチックごみを収集し、大きさや種類ごとに分類しました。海流や地理的条件との関連から、流れ着くごみの種類が異なる理由を考察したり、海洋生物への影響や解決策についてグループで議論しました。30分間の準備を経て英語で成果発表も行い、データの取得・整理・考察という研究活動の一端を経験することで、海洋プラスチック問題をより身近に感じることができました。





ノースストラドブローク島を後にし、姉妹校であるウィンダルーバレー州立高校を訪問しました。ここで、今後3日間お世話になるホームステイ先のご家族と初めて対面しました。

3/10(火)〜3/12(木)の3日間は、ウィンダルーバレー州立高校で活動しました。今年度もMCLAREN先生、HARMER先生、Dittman先生をはじめ多くの先生方のご協力により、ホームステイ受け入れと学校での活動が実現しました。
1日目はHARMER先生によるスクールツアーの後、各自の課題研究についてウィンダルーの生徒とディスカッションを行い、オーストラリアで生活する人ならではの視点や疑問点を共有することができました。
また、Environmental Scienceの授業では、オーストラリア原産の樹木を学校敷地内に植える活動を通して、植林の大切さやオーストラリア特有の植生について理解を深めました。






2日目には盛大なWelcome Ceremonyを開催していただき、多くの生徒の前で英語による自己紹介を行いました。
その後のSTEM Excellenceの授業では、木の棒を組み合わせてより多くの重りに耐えられる構造を作るアクティビティを合同で実施しました。積極的に意見を出すウィンダルーの生徒に対し、日本は地震大国であるという背景を活かしたアイデアを共有し、形にすることができました。
また、先住民文化を理解するため、ヤーニングサークルやブーメランの歴史について学び、オーストラリアの人々が先住民の歴史を大切にする姿勢を知ることができました。



3日目には、オーストラリアで親しまれている音楽について学んだ後、課題研究の内容をウィンダルーの生徒や先生方に発表するポスターセッションを行いました。
200人を超える方々に来場いただき、熱心に発表を聞いていただきました。質疑応答も活発に行われ、新たな視点や研究内容を社会に還元する方法について考える良い機会となりました。多くの生徒にとって、英語でネイティブスピーカーに発表し質疑応答を行うのは初めての経験であり、これまでの努力が実を結んだ達成感に満ちた表情が印象的でした。
最後には盛大なFarewell Partyを開いていただき、一人ひとりに修了証と記念品を授与していただきました。





3/13(金)の早朝、ホームステイ先のバディと別れを惜しみながらお別れをしました。この研修で築いたつながりが今後も続くことを願っています。
その後、ガイドのYumikoさんの案内でクイーンズランド博物館とブリスベン市街を散策しました。
クイーンズランド博物館では、これまでの学習内容を踏まえて展示を見ることで、ゴンドワナ大陸の移動と生物の進化、地理的条件と植生の関係について理解を深めることができました。また、カンガルーやゴキブリなど特徴的な生物の生態についても学びました。
ブリスベン市街の見学では、市役所に秘められた歴史的背景や町に残る戦争の痕跡など、多様な視点から都市を考察する機会となりました。




