「市民公開講演会に参加しました。」

日本学術会議第三部の主催で市民公開講演会が、『科学・技術と現代社会』をテーマに、 8月1日(木)名古屋大学野依学術交流会館で行われました。本校からも7名の生徒が参加しました。
「ロボティクスによる人間知能の発生原理解明」と題した東京大学教授國吉康夫先生の講演では、 環境、身体、脳神経系を貫く相互作用群が多様な構造を自発形成する、 身体性に基づく創発・発達的知能の原理について説明がありました。 難しい数式で理解できないことばかりでしたが、ヒューマノイド ロボットの「跳ね起き動作」の研究がヒト胎児の身体および神経系の発達シミュレーションモデルにつながり、 さらには発達障害の科学的解明につながる話は、最先端の研究を伺い知る講演となりました。
 
名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構長の益川敏英先生には、「現代社会と科学」と題して、若者が 知識を得て法則を見いだしていく過程を系統発生説に例えられ、 研究者と若者の対談の重要性を強調されました。 高校生の質問に答える懇談会では、小・中・高校時代から大学時代、 素粒子の研究にいたる経緯とノーベル賞につながる論文作成の裏話などを通して、 若者への期待と人生の道しるべとなる助言を頂き大いに刺激を受けました。