- 1 期日
- 平成24年8月6日(月)〜11日(土) 5泊6日
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- 2 会場
- 東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター 再生医療工学部門
牛田研究室
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- 3 指導者
- 東京大学大学院医学系研究科 牛田多加志教授(高26回卒)ほか5名のスタッフ
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- 4 参加生徒
- 刈谷高校 2年2名、3年3名
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- 5 研修内容
- (1) 分化による遺伝子発現の変化
- (2) ストレッチによる遺伝子発現の変化
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- 6 実施内容
- 1日目 講義、細胞観察
- 2日目 無菌操作、細胞培養、サンプル回収
筋芽細胞(C2C12)をサンプルとし、2つの班で分化前、分化後、
分化中(物理刺激なし)、 分化中(物理刺激あり)のサンプル回収
- 3日目 RNA抽出、cDNA合成
- RNAはDNAの遺伝情報に基づきアミノ酸を運搬し、タンパク質を作る。
今回はcDNA合成のためにRNAを取り出した。
遺伝子の発現量を調べるうえで、RNAは変化しやすいため、
安定なDNAに逆転写した。(cDNA合成) PCR(遺伝子の増幅)
遺伝子の発現量をはかりやすくするために、cDNAの量を増やした。
- 4日目 電気泳動、データ解析
データを取るためにPCRにかけた遺伝子を電気泳動にかけた。
- 電気泳動後、紫外線を照射すると、DNAバンドが蛍光を帯び、
- その濃淡で遺伝子の発現量がわかった。
- 写真のデータを画像解析ソフトで解析し、バンドの濃淡を数値化した。
- 5日目 データ解析
2つの班で、結果に大きな違いが出た。
- 原因としては、実験操作にミスがあたったのではないか。
- 班ごとで別のサンプルを扱ったので、最初から遺伝子の発現量が違って
いたのではないか。
- まとめ
- 分化前と分化後の結果から、分化すると遺伝子の発現量が増えることが
わかった。
物理刺激により、遺伝子の発現量は促進されることがわかった。
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細胞の観察 |
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電気泳動の準備 |