核融合科学研究所を訪問しました!
平成24年7月20日(金)の午後、生徒23名がスーパーサイエンス研究施設訪問研修の一環として、岐阜県土岐市の自然科学研究機構 核融合科学研究所を訪問しました。
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【研修その1 講義】
(1時間30分)
講義内容は、エネルギー事情、核融合発電の必要性、核分裂と核融合の違い、核融合の概要・利点・安全性・発電の仕組み、核融合反応に必要なプラズマ・仕組み・放出されるエネルギー・反応条件、ヘリカル装置の開発の経緯・原理、大型超電導ヘリカル装置(LHD)の構造、国際熱核融合実験炉(ITER)、核融合炉実現に向けた進展状況と将来でした。専門知識が必要な部分もありましたが、分かりやすい構成と内容で、さらに、生徒への質問や、演示実験を行う場面もあったため、生徒は最後まで熱心に講義を受けていました。質疑応答では、生徒から積極的に質問が出され、あっという間の1時間30分でした。
【研修その2 施設見学】 (1時間)
講義の後、研究施設内の見学をしました。装置の大きさや複雑な構造には迫力がありました。生徒は個々にワイヤレスイヤホンを着け、要所ごとに詳しい説明を受けながら熱心に見学をしていました。
@ 制御室 | A 大型ヘリカル装置( LHD ) | |||||
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B 歴代の実験装置や試作機器 (展示物は内部構造を確認できるように工夫されている | ||||||
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【研修その3 体験実習】 (30分) |
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講義の中で、「持続発展可能な社会を築いていくためには、自分で物事を決めていくことが大切である。そのためには、科学的な知識をもつことと、いろいろな方面から考えられる姿勢が必要である。」という、本校のESDの根幹に通じる話もあり、この研修が生徒にとって有意義なものになりました。