コアSSH研究施設訪問研修 (航空・製薬コース 刈谷高校主催)  

1  期日
平成24年8月27日(月)
 
2 会場
三菱重工業(株)名古屋航空宇宙システム製作所 飛島工場   (海部郡飛島村金岡5)
ラクオリア創薬(株)    (知多郡武豊町字5号地2番地)
 
3 参加生徒
旭丘高校1名、瑞陵高校3名、春日井高校1名、五条高校2名、
岡崎高校13名、刈谷高校18名、知立東高校2名、国府高校2名
名古屋大学附属高校2名、名古屋市立向陽高校3名    
引率教員 5名    (計52名) 
 
4 実施内容
 飛島工場においては、航空機生産やロケット製造についての講義を受けた後、航空機の製造ラインやロケットの製造工場の見学を行った。その後、質疑応答も行った。  
 ラクオリア創薬は、ファイザー製薬の研究開発部門が独立した会社であり、製薬の初期課程を担っている。講義の後に研究室や施設の見学を実施した。その後、質疑応答も行った。
 
飛島工場(講義) 飛島工場(質疑応答)
ラクオリア創薬(見学) ラクオリア創薬(質疑応答)





5 実施の評価
 午前中にロケットや航空機の製造工場を見学したが、生徒たちは宇宙ロケットが愛知県内で製造されていたことには多少の驚きがあったようだ。また、ロケット製造にあたっては精密な手作業が要求されることなど、技術的に大変であることも理解できた。午後からは、創薬会社の見学であったが、創薬がいかに費用と時間がかかるかということが理解できた。いずれも科学技術は特別なものではなく、身近なところにあるものだということが理解できた。
 
6 質疑応答
(1) 飛島工場
Q1.なぜ大江工場だけでなく、飛島工場も作ったのか。
A1.大江工場では狭くなり、ナゴヤドーム3個分くらいの広さの飛島工場が必要となった。そのため、大江工場では設計を行い、飛島工場で製造を行っている。
Q2.航空機やロケットの部品を製造するための機械も飛島工場で作っているのか。
A2.多くの部品製造の機械(治具)も作っている。
Q3.設計者と製造者で役割分担をしているか。
A3.役割分担はしているが、設計者が製造している飛島工場に頻繁に来ている。 また、完成されたロケットを飛島工場から船で発射する種子島に輸送している。 そのため、設計者は種子島にもたびたび出張しており、設計者だけでなく、いろいろな 業務に携わっている。
 
(2) ラクオリア創薬
Q1.年に何名採用しているか。現在、女性の割合は何%か。
A1.年に数名採用しているが、今後10名以上の採用ができればと思っている。現在、女性は40%弱います。
Q2.どんな病気の治療薬に注目しているか。
A2.痛み、胃腸(消化器系)の研究が中心であるが、クローン、ガン研究にも広げてい る。
Q3.薬学部出身が多いのか。
A3.薬学部だけでなく、工学部化学系、理学部、農学部出身など様々である。
Q4.新薬の種を見つける基準は何か。
A4.分子骨格を基に化合物のライブラリーを購入し、その中で地道に探している。そのため、IT技術も新薬の開発には必要である。
 
7 生徒の感想
・普段は見ることができない物を見ることができ、感動した。
・今回の見学で学んだことは好きな仕事を見つけることの重要さである。皆さんの生き生きとした仕事ぶりから自分も将来、このように働きたいと思いました。
・どの会社も夢があり、すばらしい仕事だと思いました。
・見学をしたことで、自分の視野が広がったと思います。自分の将来を考えるうえで選択肢が増えた。
・2つの分野に1日で見学できて良かった。
・貴重な体験ができた。また、見学したい。